XenAppで利用するSQLのライセンスについて

 XenAppの基本コンポーネントに、設定情報などを管理するデータベースとしてデータストアというものがあります。

【参考】Citrix XenAppの概要
http://enterprisezine.jp/article/detail/1436

 XenAppサーバーはデータストアと通信ができなくなっても、ローカルホストキャッシュ(データストアのコピー)を利用することができるため、小規模な構成ですと、お金をかけずにAccessSQL Expressを利用するというケースが実は多いです。
 そんな状況ではあるのですが、XenApp構成の中でデータストアは本来常に稼動しているべきものですので、商用版SQLの利用をおすすめするわけですが、そこでよくきかれるのがSQLのライセンスの購入方法です。
 XenAppの環境でのSQL Server における必要なライセンスは、XenAppに接続するユーザー数、もしくはSQL Server のCPUの数に基づいて購入する必要があります。
 どちらのライセンスモデルを選択頂くかは、お客様の環境に合わせて購入頂く形となりますが、ある程度のユーザー数ですとCPUライセンスで購入していただくほうが安くなるケースが多いです


 ちなみに、SQLだけでなくOracleDB2でも利用できるのですが、Citrixではいろいろな製品でデータベースを利用し、それぞれ微妙に要件が変わるため、導入の際には注意が必要です。
 ご存知のとおりCitrixとMSは仲良しですので、SQLを利用するのが個人的には無難だと思っています。

【参考情報】Citrix Presentation Serverで推奨されるSQL Server 2000のライセンス
http://support.citrix.com/article/CTX108415
【参考情報】Citrix製品でサポートされるデータベース
http://support.citrix.com/article/CTX114655